休暇の面から考える適職

休暇には旅行をするのが趣味という人は多くいますが、学生時代ならまだしも社会人となれば、まとまった休暇を取得するのは難しく思えるでしょう。
就職・転職活動で重視されるのはその業種への関心が主ですが、望んで入った業種でも、そのモチベーションだけで心身共に健康で働くのは難しい可能性もあります。

それならば「社員待遇の面を重視して、休暇が取れるかどうか」を軸に考えることも、適職の見つけ方としては有効ではないでしょうか。
インターネット調査によると、最も夏季休暇日数が多いのは製造系の設計・開発、次いで生産技術・生産管理です。
年末年始の休暇日数ランキングの上位10業種は製造系を含めて営業系、企画・管理系、クリエイティブ系が占めています。
製造系は盆に工場の稼働を停止させることで、夏季にまとまった休暇が取れるようです。
反対にツアーコンダクターなどのサービス系は7~9月が繁忙期のためこの時期の休暇は少ないですが、その代わりに6月や10月に休暇が取れるため、休暇日数自体は多いと言える業種です。

また、休暇の取りづらい業種は営業時間の長いコンビニエンスストアやレストランなどの外食業が上位となるようです。
接客や販売など、企業と消費者間のやり取りで成り立つ業種はどうしても、消費者の休暇期が繁忙期であるために、まとまった休暇を取ることが難しいようです。

趣味と仕事を両立するライフスタイルを考えるなら、製造系など企業間のやり取りをする業種を狙ってみるといいでしょう。